あれから1年、あれから10年・・・。
新型コロナウィルス感染拡大から約1年が経とうとしています。
1年前は、自分が感染したらどうしよう・・・、利用者様に感染させたらどうしよう・・・、など
ただただ不安で、不安で、仕方がなかったことを思い出します。
1年前はマスクや消毒液、トイレットーパーまでも売り切れていました。
毎日仕事帰り、ドラッグストアへ寄り、マスクがないか確認していました。
あれから1年・・・。感染対策もわかり、毎朝の体温測定が日課となり、マスク着用、
手指消毒が当たり前の日常になりました。
感染者が減少したかと思えば、また増加。当分はその繰り返しのような気もします。
引き続き感染対策をしっかりとりながら過ごしたいと思います。
そして、今年は東日本大震災から10年。
10年前、私は東京の病院で働いていました。3月11日(金)14時46分、リハビリ室で患者様の歩行練習をしていた時、大きな揺れがあり、急いで近くの椅子に患者様に座ってもらい、私も床にしゃがみました。揺れがおさまると、患者様の安全確認を行い、一人ずつ病室へ戻ってもらうことになりました。エレベーターが止まっている病棟もあったため、車いすの患者様は男性スタッフが車いすごと持ちあげて階段で送っていきました。
夕食時は、リハビリスタッフも階段でお盆リレーをして配膳しました。その夜は電車が止まっていたため、数人の職員と病院のリハビリ室に泊まりました。テレビの津波の映像を見ながら眠れない夜を過ごしたのを覚えています。
あれから10年。関西に戻ってからは、地震が少ないのでつい防災意識が薄らいでしまいます。地震はいつでも、どこにでも起きるということを今一度自覚し、防災グッズなどの備えを見直していきたいと思います。
京都は桜が満開です。暖かくなり気持ちがいい天候になってきました。
季節の移りかわりとともに、少しでもすべての人が、ものごとが、いい方向へ向かうといいですね。
北大路理学療法士JK